東海大のドラフト候補“完全男”丸山が好救援で復活のろし
「首都大学野球、東海大8-2帝京大」(25日・サーティーフォー相模原球場)
今秋ドラフト候補の東海大・丸山泰資投手(4年・東邦)が、好救援で復活ののろしをあげた。
1点リードの七回1死一、三塁の場面でマウンドへ。鋭いスライダーとキレのいい直球で連続三振を奪い、見事にピンチを切り抜けた。鮮やかな火消しに打線も呼応。七、八回に5点をもぎ取り、試合を決定づけた。
2回2/3を投げて1安打無失点、3奪三振の力投で試合を締めた丸山。昨年は春季リーグ戦で完全試合を達成するなど活躍したが、今春に右肩を痛めてからは不調に陥った。肩は回復したものの、今秋もいまひとつの内容が続いたため、この1週間は横井人輝監督が付きっきりで指導。テークバックが大きくなりすぎる悪癖の修正に取り組んだ。
トンネル脱出の光が見えたエースは「直球も力強く投げられたし、いい感覚をつかめた。成果が出た3イニングだった」と明るい表情。2季ぶりの優勝と自身のプロ入りという目標に向けて「しっかり勝っていきたい」と力強く話した。