桜美林大・佐々木を阪神7人態勢で視察 7球団が熱視線
「首都大学野球、日体大4-3桜美林大」(25日、サーティーフォー相模原球場)
今秋ドラフト1位候補右腕の桜美林大・佐々木千隼投手(4年・日野、写真)が、日体大戦に先発して今春からの連続無失点を53イニングに伸ばし、東海大・菅野智之(現巨人)のリーグ記録に並んだ。
この試合まで5連続完封中で50イニング連続無失点。三回までヒットも許さず、あっさりと記録に並んだが、四回2死から四球を与えると、連続適時打を浴びて2失点。あと一歩で新記録は逃した。
「打ち取れるだろうと思って投げた球が、甘く入ってしまった。まだまだだなと感じた試合」と反省。降板後にチームがタイブレークで敗れたとあって「勝っていたら素直に喜べたけど、記録に関しては何とも思わない」と険しい表情だった。
それでも最速は150キロを計測。12回を6安打2失点、7奪三振にまとめた。和田SAら7人態勢の阪神など7球団が視察し、巨人・山下スカウト部長が「変化球のキレと制球がいい。即戦力」と話すなど評価は不動。ドラフトの中心になるのは間違いない。