日本ハム・栗山監督、継投ズバリでM1「選手の気持ちも出ていた」

 「オリックス3-4日本ハム」(26日、京セラドーム大阪)

 試合終了から11分後。コーチ室でソフトバンクの敗戦を見届け、日本ハム・栗山監督は報道陣が待つブルペンに姿を見せた。140試合目で、ついに優勝マジックは「1」。「選手の気持ちも出ていたし、勝って良かった」。全てを出し切った表情で、言葉を紡いだ。

 「総力戦」と表現する終盤の戦い。この夜も、例外なく救援陣をつぎ込んだ。4点リードの六回、2点を失い、なお無死一、二塁の場面で先発・加藤をあきらめ鍵谷を投入。反撃を食い止めると、七回からは石井、谷元、宮西のリレーで薄氷の勝利をもぎ取った。

 鍵谷について問われた指揮官は「よく投げたよね」とたたえた。登板直後、中島に安打を浴び無死満塁。続く西野の投前へのゴロをファンブルし、慌てて捕手・大野に送球。そのボールがややそれ、一度はセーフの判定が下ったが、リプレー検証で覆った。「かなり大きかった」と鍵谷。その後、連続三振を奪いピンチを脱した。

 揺るぎのない“一丸野球”。最後は右足首痛を抱えながらも3連投となった宮西が2死一、二塁で、中島の強烈なライナーをつかみ、締めた。ゴールはもう目の前だ。指揮官は「ここまで来たら、自分たちの力であと一つ、勝ち切るだけ」と力を込めた。最後のひと踏ん張りで、頂点をつかむ。

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