巨人、村田がサヨナラ満塁弾「軽~く振ったら飛んでいった」
「巨人5-1中日」(27日、東京ドーム)
巨人が延長十回サヨナラ勝ち。5番手・田島から先頭・亀井が右中間二塁打で出て、坂本の左前打と阿部の敬遠四球で無死満塁。ここで村田が右越えに24号満塁ホームランを放った。
ナインの祝福でびしょ濡れとなった村田は、「抜けたと思ったが、入ったのでびっくりした。ノーアウト満塁なのでランナーを返さないとえらいことになるなと思って、外野まで飛んでくれればそれで良かった。あんまり強く振ってないんで、軽~く振ったら飛んでいきましたね」とひょうひょうとした表情で語った。
横浜時代の2008年以来8年ぶり、巨人移籍後は初のサヨナラ本塁打となったが、「ヒットは打っていたがサヨナラホームランを打っていなかったのは知っていたが、良かったですね、ハイ。1点でも4点でも勝ちは勝ちなんで良かったです」と話した。
巨人は残り4試合で2位確定を目指すが、村田は「負けられない試合が続くが、1日1勝しかできないので、その打席その打席でベストを尽くすことだけ考えている。そういう意味できょうは一つ勝てて良かった。相手(3位DeNA)のことはともかく、自分たちが勝てる試合をしないと始まらない。明日もみんな同じ気持ちでグラウンドに来てくれると思う」とチームを代表して語った。
巨人は連敗を2で止めた。二回は1死一、三塁から小林誠のスクイズで1点を先制。先発・マイコラスは7回1/3、6安打1失点。
中日は5連敗。0-1の四回、井領のプロ入り初本塁打となる右越え1号ソロで同点。先発・小熊は6回3安打1失点。