巨人悪夢…沢村炎上で内海10勝消した 「レベルの低い投手。ふがいない」
「阪神2-1巨人」(30日、甲子園球場)
何度も言葉に詰まった。九回、巨人・沢村拓一投手が痛恨の救援失敗。悪夢のような逆転サヨナラ負けで、内海の3年ぶりの2桁勝利は幻と消えた。守護神は「内海さんの2桁は分かっていました。何と言ったらいいか…」と、ショックを隠せなかった。
すでにセーブ王は確定。ただ、9月に登板した11試合のうち5試合で失点するなど、不調から抜け出せない。この日も4連打と犠飛で試合をひっくり返され、「打たれている変化球が全て高い」と首をひねった。
高橋監督は「1年間、この形でやってきた」と語った通り、いまさら配置転換などできるはずがない。「自分はレベルの低い投手。ふがいない」と弱気の言葉を吐き続けた守護神の復調なくして、“下克上”は果たせない。