高松商4強!主将・植田が導いた3安打3打点

 「秋季高校野球香川大会・準々決勝、高松商11-0土庄」(2日、四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀)

 秋季四国地区高校野球香川県大会は2日、準々決勝4試合が行われ、今春センバツ準優勝の高松商が、11-0の五回コールドで土庄を下し、4強入りした。英明は6-3で三本松に競り勝ち準決勝進出。坂出は今夏甲子園出場の尽誠学園を4-1で下し、藤井は5-4で高松を破った。8日の準決勝は坂出-藤井、英明-高松商(ともにレクザムスタジアム)で行われる。

 主将のバットがチームを勢いづけた。初回、2死二塁から高松商の4番・植田理久都捕手(2年)が左中間を破る先制適時二塁打。この一撃を皮切りに打線は10安打11得点の猛攻を見せ、五回コールドで土庄を退けた。

 「自分が打てばチーム全体に勢いが出ると思うので、打てて良かった」。この日、植田は3安打3打点。4番の仕事を果たして胸を張った。

 準優勝した今春センバツでは兄・響介とともに本塁打を放ち、兄弟スラッガーとして注目を集めた。その豊富な経験とリーダーシップが買われ、新チームでは4番で主将の大役を担う。

 ただ、今大会は「自分が打たなきゃというプレッシャーがある」と、前戦まで2試合で7打数1安打。不振にあえいでいたが、犬伏英人部長から「うしろにもいいバッターがいる。つなぐ意識で打てばいい」とアドバイスをもらい「気持ちが楽になった」。思い切りのいい打撃がよみがえり、チームを4強に導く大暴れを演じた。

 2、3回戦は接戦をものにし、この日は五回コールドの大勝。長尾健司監督は「旧チームに比べれば、まだまだ積極性が足りない」と表情を引き締める。準決勝の相手は英明。勝てば四国大会出場が決まり、2年連続センバツ出場にも前進する。植田主将は「相手は強いと思うけど、終盤まで食らいついて勝ちたい」と力強く誓った。

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