「練習試合、ＤｅＮＡ７－１東京ガス」（３日、横浜スタジアム）

　東京ガスのドラフト１位候補右腕・山岡泰輔投手（２１）が“プロの洗礼”を浴びた。ＤｅＮＡ戦で予定の５回を投げきれず、３回１１安打５失点。最速１４６キロを計測した直球、決め球のスライダーもはじき返された。

　筒香との対戦には「社会人では見られないスイング。ギリギリまでボールを見られて、こっちが追い込まれる」と力の差を痛感。一方、ロペスらから変化球で３三振を奪った。２９日開幕の日本選手権に向け「めったにない経験ができた」と、ハイレベルな実戦登板を前向きにとらえた。

　視察した阪神など１０球団のスカウト陣も、結果は織り込み済み。ロッテ・永野チーフスカウトは「楽しみな素材。経験値が残ればいい」と話し、評価は不変の様子だった。