DeNA梶谷 G倒予行演習バント成功 ラミ監督「CSはまったく違う形」
「練習試合、DeNA11-2東芝」(4日、横浜スタジアム)
予行演習は、完璧に遂行された。DeNAは4日、横浜スタジアムで東芝と練習試合を行った。初回、無死から桑原が中前打で出塁。2番・梶谷が送りバントをキッチリ成功。3番ロペスの2ランで先制した。ラミレス監督の狙う形だった。
「シーズン中とCSはまったく違う形になる。どんな方法でも得点しないといけない。ベストなピッチャーを相手にする。得点圏に進めてクリーンアップの1打点で点を取ることが大事になる」
短期決戦だからこそ初回の先制点は相手に重圧をかける。菅野やマイコラスら好投手に対して、少ない好機を確実に生かす考えだ。
梶谷は「バントは昔から苦手なんですよね」と苦笑する。攻撃的2番打者には、犠打のサインはほとんど出なかった。今季の犠打成功も、わずか1。試合前には黙々とバント練習を重ねた。「本番でしっかり決めたい。チャンスメークして、後は任せたという形にしたい」と話した。
CS初出場。日本一に続く道のスタートラインに初めて立つ。梶谷は言う。「幸せだなあって、みんなで言っています。すぐに終わりたくない。広島に行って、日本シリーズで優勝したら最高でしょうね」。夢へ続く1点を積み重ねる。