由伸巨人に逆風 菅野に異変…CS初戦「先発回避」濃厚
巨人・菅野智之投手(26)に、異常事態が発生した。6日、東京ドームで行われた全体練習を欠席。高橋由伸監督(41)は「僕は何も聞いていない」とはぐらかしたが、コンディションに異変が起きたとみられ、DeNAと戦うCSファーストSの初戦の先発回避が濃厚となった。
グラウンドにエースの姿はなかった。全体練習が始まった午後1時過ぎ、誰もいないクラブハウスに現れた菅野は「僕からは何も言わないです」と沈黙。わずか10分の滞在で、球場を後にした。
前日はキャッチボールやランニングで調整。初戦2日前のこの日は、通常ならブルペンで投球練習を行うはずだった。指揮官は「本人に全て任せている」と話したが、調整に狂いが生じたのは明らか。2戦目以降の登板も厳しい状況だ。
「ノーコメント」と語った尾花投手コーチら、首脳陣は菅野に関する情報をシャットアウト。初戦の“代役”として期待されるマイコラスだけが「体調不良ならアメリカで秘密の薬と言われているチキンヌードルスープを飲んで、早く治ってほしい」と、風邪対策のレシピを勧めた。
3日には練習や試合での緩慢な態度が原因で、正二塁手のクルーズが2軍に降格となったばかり。厳しい戦いが予想される由伸巨人に、“逆風”が吹き荒れている。