ロッテ“CS神話”崩壊危機…出場4度全てファーストS突破

 「パCSファーストS・第1戦、ソフトバンク4-3ロッテ」(8日、ヤフオクドーム)

 ロッテ・田村龍弘捕手の打球が中堅・柳田のグラブに収まると、伊東勤監督はグラウンドに背を向けた。土壇場の九回。アルフレド・デスパイネ外野手の2本目の本塁打で1点差とし、なお2死二塁。逆転のロッテの筋書きは消えた。

 指揮官は「最後は見せ場を作ったんだが…」と悔しさをにじませながら、「明日もゲームがある。切り替えていくしかない」と前を向いた。

 一回、清田の先頭打者弾とデスパイネのソロ弾で千賀の出はなをたたいた。だが、追加点が奪えない。「シーズン中と同じような展開になってしまった」と伊東監督は振り返った。

 07年のCS制度導入以降、パ・リーグでは9年連続で第1戦勝利チームがファーストS(第1S)を突破している。これだけ見ればファイナルS進出は絶望的だが、ロッテは過去4度、ファーストSに出場して敗退は一度もない。

 デスパイネはこう言った。「いい試合だったが負けは負け。明日に向けて頑張る」。早くも切り替えた主砲の言葉が突破口を開く鍵かもしれない。

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