外れ1位で5球団競合の桜美林大・佐々木千、ロッテ交渉権獲得に「光栄」
「プロ野球ドラフト会議」(20日、グランドプリンスホテル新高輪)
桜美林大・佐々木千隼投手(22)はドラフト史上初となる外れ1位でロッテ、日本ハム、DeNA、巨人、広島の5球団が競合し、抽選の結果、ロッテが交渉権を獲得した。
東京都町田市内の同校チャペルには約450人の学内関係者が集まり、テレビや新聞各社など報道陣は42社、約100人が集結。念願のプロ入りを果たす153キロ右腕は「1位で指名していただいて光栄です」と笑みを浮かべ、前を向いた。
◇佐々木千隼(ささき・ちはや)1994年6月8日生まれ、22歳。東京都日野市出身。182センチ、85キロ、右投げ右打ち。都立日野高では3年夏に西東京大会8強に進んだが、甲子園出場はなし。桜美林大(首都)では今春から秋にかけて53イニング連続無失点で、東海大・菅野(現巨人)と並ぶリーグ記録をマークした。さらに今年は春4度、秋で3度、計7度の完封を記録した。直球は最速153キロ。球種はスライダー、フォーク、ツーシームなど。