5球団以上競合は史上13、14度目 過去の競合指名は
「プロ野球ドラフト会議」(20日、グランドプリンスホテル新高輪)
1位指名で創価大・田中正義投手(22)に5球団、外れ1位指名で桜美林大・佐々木千隼投手(22)に5球団が競合した。ドラフトで5球団以上が競合して抽選になったのは、過去に12度あったが、外れ1位指名で5球団が競合したのは史上初だった。
田中には広島、巨人、日本ハム、ソフトバンク、ロッテが1位指名。抽選の結果、ソフトバンクが交渉権を獲得した。引き続き行われた外れ1位指名では、田中を外した4球団に加え、DeNAも佐々木千を指名。DeNAは1位で明大・柳裕也投手(22)を指名したが中日と競合し、抽選で敗れていた。外れ1位指名に回った5球団がいずれも佐々木千を指名した。
抽選では、ロッテが当たりくじを引き当てた。外れ外れ1位指名に回った4球団の指名は競合せず、1位指名が確定した。
過去、5球団以上が競合したのは以下の通り。
▽8球団=89年・野茂英雄(新日鉄堺)、90年・小池秀郎(亜大)
▽7球団=95年・福留孝介(PL学園)
▽6球団=79年・岡田彰布(早大)、85年・清原和博(PL学園)、07年大学・社会人・大場翔太(東洋大)、09年・菊池雄星(花巻東)、10年・大石達也(早大)
▽5球団=86年・近藤真一(享栄)、07年高校生・佐藤由規(東北)、07年大学生・社会人・長谷部康平(愛知工大)、13年・松井裕樹(桐光学園)