西武1位・今井 新人王経由、沢村賞行きだ「松坂さんお手本に」
「プロ野球ドラフト会議」(20日、グランドプリンスホテル新高輪)
西武から1位指名を受けた今井達也投手(18)=作新学院=は、制服姿で作新学院(宇都宮市)の会見場に姿を見せた。緊張気味で少し顔を赤らめた右腕は同じ甲子園優勝投手で西武に入団した松坂(現ソフトバンク)や高橋光を手本にする決意を語った。
「松坂さんや高橋さんの活躍を刺激にしたい。プロで通用するためには150キロを超えてももっと質のいいボールを投げないとと思っている」
報道陣から手渡された色紙には「開幕ローテ」と書き込んだ。1年目の目標に「新人王を取ってみたい。最終的には沢村賞ですね」。気づけばこわばった表情は緩み、プロの道を見据えていた。ビッグタイトルを総ナメするビジョンを掲げた今井が名投手へのスタートラインに立った。