虎キラー宣言だ。ＤｅＮＡからドラフト１位指名を受けた浜口遙大投手（２１）＝神奈川大＝が２１日、神奈川県横浜市神奈川区の同校でアレックス・ラミレス監督（４２）から指名あいさつを受けた。初対面の指揮官に「阪神を相手に投げたい」とアピールした。

　「小さい時から父が阪神ファン。父への恩返しを兼ねて、阪神に勝つピッチングを見せたいですね」。

　父・顕人さん（５８）の影響を受けて、浜口自身も幼い頃から虎党。だが、大学に進学して訪れた横浜スタジアムでＤｅＮＡに魅了された。「ベイスターズファンになりました。未練？ないです」と明かした。

　大学Ｎｏ．１左腕との対面に、ラミレス監督も興奮気味だった。「ハマのハマちゃん」というニックネームを授け、２人並んで、ガッツポーズしながら「ヨロコンデ～」と叫び、続いて「ゲッツ」、そしてフレームアウトという“最新型ゲッツ”を披露した。

　「意中の球団にゲッツしていただいた。パフォーマンスできるように頑張りたい」と浜口もノリノリ。「左投手最速の１６０キロを目指して頑張りたい」と大きな目標を掲げた。

　「初登板は阪神戦ね」と日程も決まっていないのに初陣を決めたラミちゃん。ハマちゃんは「甲子園で阪神ファンをブーブー言わせたい」と目を輝かせた。