帝京五、高松商にコールド勝ち!おじは元ロッテ捕手、主砲篠崎が先制二塁打

 「秋季高校野球四国大会・準々決勝、帝京五7-0高松商」(23日、松山中央公園野球場)

 四国大会は準々決勝4試合が行われ、帝京五(愛媛)が八回コールドで今春センバツ準優勝の高松商(香川)を下し、準決勝に進んだ。英明(香川)は、中村(高知)との延長十三回の激闘を制して4強入り。明徳義塾(高知)は宇和島東(愛媛)を下し、済美(愛媛)は生光学園(徳島)に七回コールド勝ち。勝てば来春センバツ出場に当確ランプがともる29日の準決勝は、英明-帝京五、明徳義塾-済美で行われる。

 弾丸ライナーに球場がどよめいた。初回2死三塁。帝京五の4番・篠崎康捕手(2年)が放った打球が左翼の頭を越える。チームを勢いづける先制二塁打。六回にもタイムリーを放ち、2安打2打点で高松商撃破を実現した主砲は「勝負強い打撃が自分の持ち味。打てて良かった」と胸を張った。

 178センチ、84キロのガッチリした体格を持つ篠崎は宇和島市出身で、元ロッテ捕手の橋本将氏のおいにあたる。「小さいころ、よく打ち方を教わった。同じキャッチャーとして目標の選手です」。その憧れのおじがこの日、ネット裏に駆けつけ観戦。チームの主軸として奮闘するおいのプレーに目を細め、「技術的にはまだまだだけど、チャンスで打てるのはすごい」と称賛した。

 4強入りを果たし、あと1勝すれば来春センバツ出場に当確ランプがともる。同校の甲子園出場は1969年春の1回だけ。英明と激突する29日の準決勝は、48年ぶりの聖地をかけた大一番だ。

 今春就任した元ロッテ投手の小林昭則監督(49)は「甲子園は素晴らしい場所。あと一つ、なんとか勝ちたい」と熱い思いを隠さない。篠崎は「高松商に勝って自信になった。次も目の前の相手を倒すことに集中したい」。自慢のパワフルなスイングで夢切符をつかみ取る。

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