西武・岸FA権行使へ 他球団の評価に興味 楽天など争奪戦へ

 海外FA権を持つ西武の岸孝之投手(31)が、権利行使の意思を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。西武一筋10年で通算103勝を挙げたエースはこの日、球団側に対して行使の意向を伝えたもよう。今後は出身地の仙台市を本拠地とする楽天など、複数球団による争奪戦へ発展することになりそうだ。

 岸は2013年オフに結んだ3年最大12億円の契約が今オフで満了となる。関係者によると、12月で32歳となる岸は長年在籍した西武への愛情を強く持っている一方で、純粋に一選手として、他球団の評価を知りたい思いがあるという。

 辻新監督を迎えた新体制での巻き返しを狙う西武は、岸を来季も先発陣の大黒柱と位置付けている。宣言残留も認める方針だ。

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