上武大が4年連続神宮大会出場!4年生右腕・山下2安打完封
「関東地区大学野球選手権・準決勝、上武大4-0共栄大」(2日、横浜スタジアム)
上武大が中盤以降に突き放して決勝進出。4年連続となる明治神宮大会出場を決めた。
4年生右腕・山下仁投手(須磨翔風)が2安打完封の快投。140キロ前後のキレのある直球に加え、バットの芯を外すシュートやカットボールが有効。凡打の山を築き、六回まではヒットも許さなかった。
前日は4回1安打無失点の好救援。連投での先発となったが「もともと今日投げる予定だったので」と、サラリと受け止めた。きっちりと役目を果たし「振ってくるチーム。テンポ良く内野ゴロを打たせようと思っていた。狙い通りの投球ができた」と、自賛した。
神戸市出身で阪神ファンの山下。下柳や桧山にあこがれ、甲子園にもよく通った。今秋ドラフトでは、高校の後輩・才木浩人投手が阪神からドラフト3位指名された。「すごいと思います。自分よりいい球を放っていた」と持ち上げつつ、自身も社会人でプレーを続けるだけに「野球をやるのであれば、自分も(プロを)目指すべきだと思っている」と、刺激になっている。
今春の全日本大学選手権は準決勝敗退。その時に抱えていた右肩痛も癒え、秋はエースにふさわしい活躍を見せている。学生最後の大会となる神宮大会に向け、山下は「日本一で終わりたい」と、大目標を口にした。