ソフトバンク森福FA決断!救援左腕に巨人興味、争奪戦へ

 国内FA権を今季初取得したソフトバンク・森福允彦投手(30)が2日、権利行使を決断した。4日に球団へ書類を提出予定。推定年俸1億2000万円は、Cランク(球団内の日本人選手で年俸11位以下)とみられ、獲得にあたって補償が必要なく、救援左腕を補強ポイントとする巨人など複数球団による争奪戦に発展する可能性が出てきた。

 長くブルペンを支えてきた森福が、FA権の行使を決断した。今年8月初旬に取得条件を満たし、CS敗退後から、この日まで熟考。「自分の中で気持ちを決め、球団にも連絡させていただきました」と明かした。

 プロ入りから10年間在籍した球団への感謝の気持ちは不変ながら、野球人として他球団の評価を知りたいという純粋な思いが強かった。4日に球団へ書類を提出予定だ。

 今季は2年ぶりとなる50試合登板を果たし、防御率2・00。主に対左打者の切り札として貢献した。日本ハムと激しい優勝争いを繰り広げた夏場以降はフル稼働し、7月と8月に4連投、9月に5連投を経験した。工藤監督就任1年目の昨季こそ、前年からほぼ半減の32試合登板、防御率5点台と不本意なシーズンを送ったが、節目の10年目に輝きを取り戻した。

 今季年俸1億2000万円(推定)はCランクとみられ、獲得時の補償が必要ない。その動向には巨人などが強い関心を示しているもようだ。

 これまでに球団とは複数回の残留交渉が行われており、球団からは複数年での条件を提示されているとみられる。球団では「宣言残留」も認めているが、仮に移籍となれば、2年ぶりの日本一奪回を目指すチームにとって大きな痛手となりそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス