巨人・堤GM“大砲候補”大田放出に「いろんな意見があった」
巨人・大田泰示外野手(26)、公文克彦投手(24)と、日本ハム・吉川光夫投手(28)、石川慎吾外野手(23)の交換トレードが成立したことが2日、両球団から発表された。両球団とも、4日に入団会見を行う。
都内の球団事務所で対応した巨人・堤GMは吉川について「球の力はウチの中では上位」と評価。「力を発揮してくれれば、普通に結果はついてくる」と、12年に14勝を挙げてリーグ優勝に貢献し、MVPを獲得した左腕への期待を口にした。
一方、大砲候補として期待されながら、8年で通算9本塁打と伸び悩んだ大田を手放すことについては「いろんな意見があった」と述懐。日本ハム側には「北海道で、もうひと花咲かせてやってください」と伝えたことを明かした。
先発投手の補強を目指す巨人と、右の長距離打者を求める日本ハムの思惑が合致。2年連続日本一を目指す日本ハムと、3年ぶりのリーグ優勝を目指す巨人。ドラフト1位同士を含む大型トレードで、チームをさらに活性化させる。