専大が1部残留 入れ替え戦で国士舘大に連勝
「東都大学野球・1部・2部入れ替え戦、専大1-0国士舘大」(7日、神宮球場)
専大が連勝し、1部残留を決めた。両チーム無得点で迎えた九回に連続四球などで1死満塁とすると、2番・伊與田一起内野手(4年・明徳義塾)が右前にサヨナラ適時打を放った。投げては、堀田竜也投手(3年・常葉学園菊川)が4安打しか許さず完封した。
14-1で大勝した1回戦から、一転して投手戦に。この秋を象徴するような苦しい戦いを制して2部降格を免れた斎藤正直監督は「この3週間は緊張感を持って練習ができた。リーグ戦で終わるより、下級生にとってはいい経験になった。ちょっとは力がついたかな」と安どの笑み。「優勝するよりうれしい」と、目を潤ませた。
殊勲打の伊與田は「(打球が)抜けた瞬間は頭が真っ白になった」と興奮。最上級生の意地を示し「誰よりもバットを振ろうと、毎日(打撃練習を)続けてきた。1年間、信じてやってきたことが最後に出てよかった」と、置き土産の1部残留を喜んだ。