巨人・杉内 新球シュート習得へ意欲 ブルペンで2球試投

 巨人・杉内俊哉投手(36)が13日、新球・シュート導入へ意欲を示した。昨年10月の右股関節手術からの復活を目指し、宮崎秋季キャンプで4度目のブルペン入り。75球中、シュートを2球ほど試投し「遊びで投げただけ」と笑ったが、「いずれ投げられればいいと思う」と語った。

 新球を手の内に入れれば、武器であるスライダーもより効果的になる。尾花投手コーチも「シュートいいね。幅が広がるよね」とニッコリ。杉内は「基本は真っすぐで勝負したい」と話すが、この日は12年の巨人入団以降は投げていない縦のスライダーも投球。貪欲さは増すばかりだ。

 今季の1軍登板はなし。秋季キャンプには温暖な地で投げ込むために参加しており、ブルペンで見守った高橋監督は「思ったよりブルペンに入る回数も多いし、こっちに来て投げられて良かったと思う」と納得の表情。左腕も「前回と比べると真っすぐ良かった」とうなずいた。背番号18が来春を見据え、完全復活への道を着実に歩んでいる。

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