楽天新助っ人はハーバード大卒右腕!ハーマンと大筋合意
楽天が、新外国人として、今季フィリーズでプレーし傘下3AリハイバレーをFAになったフランク・ハーマン投手(32)の獲得に動いていることが21日、分かった。ハーマンは主にリリーフとしてメジャー通算109試合に登板した右腕。そして名門ハーバード大卒という経歴の持ち主で、異色の“秀才助っ人”が加わることになりそうだ。
ハーマンは193センチの長身から最速97マイル(約157キロ)の速球を投げ下ろす右腕。2010年にインディアンスでメジャー初昇格すると、主にリリーフとしてメジャー通算109試合に登板。今季はフィリーズでメジャー14試合に登板し、3Aでは27試合で6勝1敗、防御率1・72と安定した数字を残した。
今季の楽天は、試合終盤にリードを守りきれない試合が目立ち、ブルペンの強化は急務でもあった。実績も備えたリリーバーとしてハーマンに照準を定め、球団関係者は「最有力候補のひとり」と話した。契約は大筋で合意に達しているものとみられ、今月中にも正式発表される見通しだ。
何と言っても注目すべきは、ハーマンのインパクト特大の経歴だろう。世界に誇る名門・ハーバード大を卒業した“超インテリ助っ人”で、専攻は経済学。大リーグ公式サイトによると同大出身の大リーガーは、ハーマンで16人目。異色の知性派右腕の入団は、話題を呼びそうだ。
2年目を迎える梨田楽天の来季投手陣は、先発陣に西武からFA移籍した岸が新加入し、則本と“ダブルエース体制”を敷く。中継ぎ陣もハーマンを加え、4年ぶりのV奪回へ、着々と補強を進めている。