巨人ドラ1・吉川尚、夢はでっかく野球殿堂入り「記録にも記憶にも残る選手に」
巨人からドラフト1位で指名された吉川尚輝内野手(21)=中京学院大=が22日、ビッグな目標として「野球殿堂入り」を掲げた。東京ドーム内の野球殿堂博物館を見学し、「殿堂のレリーフが印象に残りました。僕もこういった方々のような選手になりたいです」と、瞳を輝かせた。
両手を前に組み、一人一人の顔を食い入るように見つめた。長嶋、王、張本ら殿堂入りしたレジェンドのレリーフを前に、緊張気味だった吉川尚。それでも「記憶にも、記録にも残る選手になりたい。長嶋終身名誉監督のように、タイトルを取れる選手になりたいです」と、力強く決意を口にした。
50メートル5秒7の快足と、守備力が持ち味。来季は正二塁手候補としての期待がかかる。「(野球殿堂には)足で入りたい。でも、塁に出なければ盗塁もできないので」。打力アップへのヒントを少しでもつかもうと、ソフトバンク・王会長が現役時代の練習で使用した刀にも興味を示した。
約1時間の見学を終えると「伝統ある球団というのが、あらためて確認できました」と、充実の表情を浮かべた。23日は東京ドームのファン感謝デーに出席予定。“スター候補生”として、初めてG党の前に姿を現す。