日本ハム・大谷翔平投手（２２）が２３日、札幌ドームで行われた「ファンフェスティバル２０１６」に参加。北海道移転後史上最多の来場者に感激した二刀流は、連覇を成し遂げる誓いを立てた。

　自身初の日本一を経験した年のファンフェスティバルに、０４年の北海道移転後、史上最多の４万６３８０人が訪れた。昨年より１万人多い来場者に、びっくりした様子の大谷。ファンでごった返した会場で熱い応援を受け、「すごい喜んでくれてるなと思いました。やるからには連覇したいです」と来季への思いを明かした。

　イベントではシーズン中にはない笑顔を見せた。トークショーでは日本シリーズ第１戦で犯したミスを“公開謝罪”。二回１死一、三塁から重盗を仕掛けられた場面で、カットしなければならない大野の送球をしゃがんでスルーし失点したことに、「あれは僕のミスです」と頭を下げた。

　また、先輩の中島には、シーズン中の遠征先で食事の誘いを断り、ルームサービスで済ませた裏話を明かされ、苦笑い。来場したファンを沸かせた。

　オンオフの切り替えも早い。ファンとの交流後はドーム内でウエートトレを敢行。「時間がないのでとにかく練習したいです」。年内は行事も多いが、中心選手としての自覚は十分。連覇の力になるための準備を着々と進める。