大谷のWBC「リアル二刀流」やめて 栗山監督「使い方はこっちが決めたい」
日本ハム・栗山英樹監督(55)が24日、来年3月のWBC出場が確実視される大谷翔平投手(22)について、侍ジャパンの小久保裕紀監督(45)にリアル二刀流で起用しないよう提案していく考えを明かした。
今季、先発時に指名打者制を解除し、リアル二刀流で出場させたこともあった。だが、WBCでは試合ごとで投手のみの出場か、野手のみの出場かの起用を希望する。「難しいだろ。守ることは無理だし。使い方はこっちが決めたい」と強く訴えた。
勝ち進めば3月23日(米国時間22日)の決勝戦に臨み、すぐさま31日にシーズンが開幕する。連覇へ向け、大谷がシーズンを万全な状態で迎えるためにも、むちゃな起用は避けてほしいというのが本音で「あのボールで壊れちゃう可能性がある。俺は怖くてしょうがないよ」と続けた。
日本シリーズまで登板したこともあり、年内の投げ込みやオフのゴルフ自粛も要望。「投げ続けたわけだから、右手は休ませたい。ゴルフなんてやってる場合じゃない」とWBC、シーズンに備え、肉体を休めることを求めた。