巨人・内海2億減で年棒半分に…チーム2位9勝も「仕方ない」

 巨人は10選手が24日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、不振で出遅れた内海哲也投手(34)が減額制限(1億以上は40%)を超える2億減の2億円でサインした。今季初の首位打者に輝いた坂本勇人内野手(27)は1億増の3億5000万円で、91試合の出場に終わった阿部慎之助捕手(37)は6600万減の2億6000万円でそれぞれ更改した。

 スッキリとした表情で大減俸を受け入れた。今季チームトップだった4億円から50%ダウンとなる2億円での契約更改。減額制限を超える結果となったが、「(減俸で)仕方ない成績しか残せなかったですし、申し訳ない気持ちが強い。言われた金額で頑張ろうって気持ちでいました」と淡々と話した。

 4年契約の最終年だった今季は不振で開幕2軍スタート。1軍での初登板は5月17日のDeNA戦だった。それでもチーム2位の9勝(6敗)を挙げ、14、15年の成績低迷から光をのぞかせた。「1軍で投げられたのが自信になった。1年通して活躍して去年、今年と苦しんだ分を晴らしたい。2桁は勝ちたい」と復活を誓った。

 現在は「2日以上休む日を作らないように」と汗を流す毎日。今後は昨オフと同じ沖縄で山口、大竹寛らと自主トレを行う。年齢による球の衰えなどもあるが「今の、自分の体の使い方に合ったフォームを模索したい」と自身のスタイルをオフに探求していく。

 吉川光の加入もあり、来季の先発争いは激化する。「厳しい先発争いが始まる。しっかり体を作って、(春季キャンプが始まる)2月1日から勝負できるようにしたい」。ベテランが完全復活を果たすべく、来季に挑む。

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