巨人は１０選手が２４日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季初の首位打者に輝いた坂本勇人内野手（２７）は１億増の３億５０００万円で更改した。

　充実感を漂わせた。３億５０００万円の年俸はチームトップ。坂本は「個人的にも納得のいく数字を残せた」と笑みを浮かべた。一方で「まずは優勝したい」とＶ奪回への強い思いも示した。

　今季は打率・３４４で首位打者を獲得。ゴールデングラブ賞も初受賞し、攻守でチームをけん引した。それでも「本塁打や打点はもっともっとやれる」とさらなる高みを自身に求めた。

　だが、主将２年目で心に残るのは２年連続のＶ逸だ。今季は広島に１７・５ゲーム差を離され「力の差を感じたシーズン。選手個々がレベルアップしないといけない」。来季の主将については未定というが「来年もやらせてもらえるなら、考えながらやらないといけない」と自覚を口にした。