鷹08年以来ベストナイン選出者ゼロ 工藤監督「ベスト尽くした結果」
プロ野球のセ、パ両リーグは25日、今季のベストナインを発表したが、3連覇を逃したソフトバンクからは1人も選ばれなかった。選出者ゼロは最下位に沈んだ2008年以来。大失速で日本ハムに逆転優勝を許したことも響いた格好だ。工藤公康監督(53)は現実を受け止め、選手たちに来季の巻き返しを期待した。
リーグ最多の15勝、勝率7割5分で投手2冠の和田は大谷に50票差。三塁で4年連続ゴールデングラブ賞の松田はわずか6票しか得られなかった。
「みんな、個人としてベストを尽くして頑張った結果。『個人よりチーム』という中でやっている。まずは優勝が目標だから」。工藤監督は今季の選手たちの健闘をたたえ、優勝を逃したことが選出者ゼロにつながったことを認めた。ベストナイン不在の屈辱を糧として、必ず王座奪回を成し遂げる。