パ・リーグ新人王は日本ハム・高梨 入団3年目「新人感のない僕でいいのかとも」
「NPBアワーズ2016」(28日、グランドプリンスホテル新高輪)
パ・リーグの最優秀新人には、日本ハム・高梨裕稔投手(25)が選ばれた。昨年の有原航平投手(24)に続いて2年連続で日本ハムからの選出となった。
高梨は表彰の壇上で、「大卒3年目の新人感のない僕でいいのかとも思ったが、使い続けてくれた監督、コーチ、裏方さんの支えがあってここにいることができ、感謝しています。信頼される投手になるには何年も何年も好成績を収めなければならないので、来年以降も頑張りたいです」と受賞のあいさつを行った。
続けて入団3年目で新人賞を獲れた要因について、「1年目、2年目とファームでしっかり体を作って野球に向き合えたのが要因かと思います。僕が獲っていいのかと思うが、入団してからチームに貢献したいと思い、今年それができて良かった」などと語った。
日本ハムでは昨年の有原航平投手に続き、2年連続の新人賞となったが、高梨はチームについて、「明るくて僕は1軍1年目でしたが、入りやすく投げやすい雰囲気がありました」と話した。
高梨は山梨学院大から2013年度ドラフト4位で入団し、今季が3年目。37試合に登板し10勝2敗、防御率2・38の成績で、チームのリーグ優勝、日本一に貢献した。
日本ハム選手(前身の東映、日拓時代を含む)の新人王は、59年の張本勲、62年の尾崎行雄、67年の高橋善正、71年の皆川康夫、73年の新美敏、80年の木田勇、83年の二村忠美、96年の金子誠、02年の正田樹、06年の八木智哉、10年の榊原諒、15年の有原航平に続いて13人目。