ロッテ、デスパイネ残留求め3年10億円超提示か…回答期限は2週間
アルフレド・デスパイネ外野手(30)の残留交渉のためキューバ入りしていたロッテ・林信平球団本部長は28日、QVCマリン内で「(残留へ)最大限の条件提示をしてきた」と明かした。3年の複数年で総額10億円以上の契約を提示したとみられる。
今季24本塁打、92打点をマークした優良助っ人の流出だけは何としても避けたい。林本部長は現地で、キューバ政府のスポーツ省高官にデスパイネも交えて何度も会談を重ね、「必要な戦力だ」と訴えた。本人は「居心地、プレー環境もいい。ロッテでやりたい」と話し、キューバサイドも「本人の希望を優先する」と従来通りの姿勢を示したという。
林本部長は「感触は悪くない」と手応えを強調したが、ソフトバンクも獲得に動いており、予断を許さない。回答期限は2週間。ただ、カストロ前議長の死去に伴い、行政全般に影響が出ることが予想され、結論は12月中旬以降にずれ込む可能性もある。