DeNA・砂田、CSの歓声忘れられない 先発直訴も中継ぎの“快感”に揺れる
あの快感が忘れられなかった。DeNA・砂田毅樹投手(21)が5日、横浜市内の球団事務所で契約交渉し、440万増の1700万円で更改。印象に残った試合として「CSで、マウンドに上がる時、ベンチに帰る時。歓声がすごかった」と顔を紅潮させた。
10月10日。東京ドームでのCSファーストS第3戦。同点の六回1死から登板した。阿部を見逃し、長野を空振りの、連続三振に仕留めた。“阿部キラー”として名をはせた。9月23日の巨人戦(東京ドーム)でも、同点の2死満塁で阿部を空振り三振に仕留めていた。
ラミレス監督は「先発、リリーフ。砂田が2人ほしい」と頭を悩ませる。シーズン直後は先発を直訴した砂田も、今は知ってしまった中継ぎの“快感”に心が揺れる。「今は五分五分。迷ってます。どちらにせよ真っすぐのキレを上げて備えたい」と話した。