巨人・菅野 マエケンから「侍エース道」 世界一へ公認球対策聞いた
巨人・菅野智之投手(27)が9日、大阪市内で行われたミズノの会議に出席。同席したドジャース・前田健太投手(28)から「侍エース道」を吸収した。詳細こそ明かさなかったが「WBCボールの対策と、真っすぐ、スライダーの投手として助言を頂きました」と話した。
来年3月のWBC出場が濃厚な菅野。滑りやすいとされるWBC公認球には「ストレートが抜ける」と対応に苦慮している。前田は13年のWBCでエース級の活躍をしており、参考にするには格好の相手。「いろいろ話してもらってうれしかったです」と、今季メジャーで16勝を挙げた右腕と濃密な時間を過ごした。
今後はハワイでの自主トレも控えるが「WBCだから早めに仕上げるとかはない」とペースは変えずに行う。もちろん開幕投手が内定しているチームのV奪回も見据える。「今年あれだけ補強しているのは、ジャイアンツ全体の意思表示だと思う。応えるのが選手の役割」。前田の助言を胸に巨人でも、侍ジャパンでも「頂」を目指す。