PL出身の宮本慎也氏、学生野球資格回復研修修了も「母校に野球部がないのでね」
プロ野球経験者が大学、高校の指導者になるための資格回復制度のアマ側研修会が11日、都内で2日間の日程を終えた。元ヤクルトの宮本慎也氏(46)らプロ側の研修を受講済みの123人が出席。この日は5講座、約5時間の講義が行われ、受講者に修了証が交付された。
宮本氏は「研修を受けてよかった。(資格回復後は)パッと教えられるのかと思っていたが、いろいろルールがあり、手続きが要ったり、考えていたのと違った」と、感想を述べた。
高校生、大学生への指導については「知っている知識を教えたいなと思って、研修を受けた」と前向き。「プロアマの関係はすごく近づいた。もう少し近づけられれば」と、意欲的な姿勢をみせた。ただ、母校・PL学園の野球部は今夏限りで休部に。「母校に野球部がないのでね」と、後輩を指導できないさみしさものぞかせた。
研修会は大阪でも17、18日に開催。修了者は来年2月7日の適性審査で認定されれば、資格を回復する。
主な受講者は次の通り。
山下大輔、宮本慎也、斉藤和巳、多村仁、池谷公二郎、八重樫幸雄、斉藤明雄、中尾孝義、佐伯貴弘、森本稀哲、鈴木康友、小田幸平、立川隆史、池田重喜、阿井英二郎、坂元弥太郎、渡辺俊介、細山田武史(敬称略)