数字で見るDeNA・筒香の44本塁打 打球方向に成長の証し
DeNA・筒香はプロ7年目の今季、打撃3部門(打率、本塁打、打点)で自己最高の成績を残した。中でも本塁打44本は、村田修一(2008年・46本)、ウッズ(04年・45本)に次ぐ、球団歴代3位。球団左打者では初めてとなる40本超えだ。この44本をいくつかの項目別に見てみると…。
【カード別】最多は、優勝した広島相手の11本。以下、ヤクルト10、中日8、巨人7、阪神4、交流戦4。
【球場別】本拠地・横浜で全体の59%にあたる26本。本拠地以外では神宮6、マツダ6、ナゴヤドーム2、東京ドーム3、甲子園1。甲子園では38打席でわずかに1本。前述6球場以外の球場では9球場で16試合に出場したが、本塁打は出なかった。
【投手別】左投手20、右投手24本。左右極端な数字の差は出ていない。個人別で3本以上打った投手はなく、2本が8人。延べ36人に一発を浴びせた。
【方向別】左翼9、左中3、中堅3、右中間14、右翼15。中堅から左方向に計15本。昨季15年は全24本が中堅から右方向。逆方向にも打てることで、自身のステップアップを証明した。
【勝敗別】本塁打を記録した試合のチーム勝敗は23勝12敗、勝率・657。20~33号の試合で9連勝したが、今季28本を打ったロペスの勝率・750(21勝7敗)には及ばなかった。