オリックス、糸井の人的補償で金田獲得 リリーフ強化最優先「来年1軍で戦力に」
オリックスは16日、FAで阪神へ移籍した糸井の人的補償で金田和之投手(26)を獲得したと発表した。
長村裕之球団本部長(57)は「投手陣に厚みを加えるために選ばせてもらった。来年1軍で戦力になってくれると思う。先発もリリーフもできるが中継ぎで期待している。チーム状況に応じて先発もあるかもしれない」と説明した。
右の外野手、左投手、二遊間など補強ポイントはほかにもあったが、来季の戦力という点を重視。コマ不足に悩まされたリリーフ陣の強化を優先した。
今季は抑えの平野につなぐセットアッパーを吉田一、海田、塚原が担ったが、いずれも1年間フルには働けなかった。オフには新外国人投手としてウエスト、ヘルメンの両右腕をリリーフ要員として獲得。ここに150キロの直球を持つ金田を加えて、さらに厚みを持たせる考えだ。
長村本部長は「年内の補強は終わり」と話した。2017年に向けた体制が整った。