日本ハム栗山監督、清宮欲しい 中田の相棒に「非常にウチっぽい選手」
日本一を達成した日本ハム一行が17日、優勝旅行先のハワイから帰国。栗山英樹監督(55)は来年のドラフト1位指名に早実・清宮幸太郎選手(17)を熱望した。競合した場合、監督就任後のクジ引きは5連敗中ながら、自身で引き当てる強い思いをにじませた。
栗山監督はドラフト戦略について言及。常勝チーム作りへの思いを頭に巡らせ、名前を挙げたのが本塁打を量産している清宮だった。
「清宮君、非常にウチっぽい選手っていうかね。1位?可能性あるんじゃない。強いチームはON(王、長嶋)、衣笠さん、山本さんみたいに強打者が重なる。翔(中田)が打ちやすくなるような、もう一人の軸がほしい」。自身が4番に据え、球界の主砲となった中田をダブらせ、強力打線形成への思いをはせた。
スター性も申し分ない。11月3日。神宮球場で行われた秋季都大会をお忍び視察。「神宮裏のイチョウ並木まで(観客が)すごい並んでた。見ただけでよかったと思える選手」と、人気面もドラ1級と考えている。
1位指名選手とクジ引き役は、来年以降のスカウト会議で決定される。今秋ドラフトでも1位指名した創価大・田中、外れ1位の桜美林大・佐々木を外すなど、クジ運のなさを露呈しているが「クジ引くよ」と即答。高校最強スラッガーを引き当てるため、編成担当者に直談判する覚悟もある。