東大エース宮台プロ志望明言「魅力を感じるし、挑戦したい」
来秋ドラフト候補左腕の東大・宮台康平投手(3年・湘南)が23日、左肩痛から復活し、プロ入りすることを誓った。東京都内の東大球場でチームの練習納めに参加。「プロに魅力を感じるし、挑戦したい気持ちはある。目標は高くやっていかないと」とプロ志望を初めて明言し「集中するのは野球」と、決意を口にした。
今春は初完封を含む2勝。東大から33年ぶりの大学日本代表入りも果たし、最速150キロをマークした。だが、秋は左肩痛で登板わずか1イニング。「リベンジしたい」と、巻き返しへの思いは並々ならぬものがある。
11月には、浜田一志監督(52)、トレーナー、医師、学生コーチらによる「宮台復活委員会」なるチームも発足した。肩の負担を減らすフォーム改良や、リハビリとトレーニングをサポート。この1カ月で、40メートルのキャッチボールを計4000球こなすまでに回復した。来年2月には、大分での医師の診察を兼ねた温泉キャンプも予定。指揮官は「勝ち点を取るために、復活は欠かせないので」と、エースの存在の大きさを強調する。
「本当にいろんな方々に協力していただいてありがたい。春しっかり投げて、結果を残さないと」と宮台。大目標である02年秋以来の勝ち点奪取へフル回転し、プロ入りという大きな夢もたぐり寄せる。