ロッテ・鈴木大地内野手（２７）は２７日、ＺＯＺＯマリン内で契約更改交渉に臨み、２０００万増の１億円でサインした（金額は推定）。

　来季プロ６年目にしての大台到達。鈴木は開口一番、こう言って笑った。「実感がないです。これから皆さんに記事にしてもらって実感が湧くと思います」

　今季は１４３試合すべてでスタメン出場を果たした。打率・２８５、６本塁打、打点６１を挙げた。特に二塁打を３０本放った。

　「１つの目標で１つの通過点。いろんな方に教えてもらって感謝の気持ちです」と５年間をしみじみと振り返った。

　主将として３年目。責任を持ち、チームを引っ張って来た。この日も契約のみならず、施設面の充実・改善などを球団幹部とじっくり話し合った。特に芝の荒れがひどく、お互いの意見を交わした。

　悔いが残るのは８月まで打率３割をキープしながら、最終的に達しなかったことだ。「目指してやってきたのですが…体を維持することが大事。この悔しさを収穫にしたい」と来季への３割達成を誓った。

　「（使ってくれた）伊東監督には感謝しています。胴上げしたいです」。鈴木の目は２０１７年に向いている。