ロッテ・佐々木千隼 その名のように今年を表す1文字に「飛」を選ぶ
ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(22)=桜美林大=が6日、東京・町田市の桜美林大学野球場での自主トレを公開。今年の目標を表す1文字に『飛』を挙げた。
即戦力候補の佐々木らしい選択だった。「(1文字は)パッとは出てこなかったんですが、とり年で隼(はやぶさ)ですしね」と白い歯を見せた。
今年は年男ではないが、自分の名前である隼(はやぶさ)のように空高く飛ぶ。ロッテの鴎(かもめ)にもつながる。鳥から連想した『飛』だったが、もちろん、「飛躍の意味も込めています。鷹(ホークス)や鷲(イーグルス)には負けないよう頑張ります」と力を込めた。
12年前のとり年・05年はロッテが日本一に輝いた。実家には当時の優勝記念グッズだったメガホンがあったという。ドラフト後、「友人にサインしてあげた」そうで、縁の深さを感じさせる。
大みそかまで練習し、再開したのは3日からだった。この日はランニングを中心に、後輩相手に入念なキャッチボール、さらに坂道ダッシュを8本と体をフルに動かした。
「できるだけ早く投げたいが、焦らずにやるつもりです。きょうは6割くらいの力で投げました」。2月1日のキャンプ・イン当日にブルペンに入れるように、“逆算”しての自主トレだ。
元旦には家の近所の高幡不動尊に初詣に出掛けたという。お願い事は秘密のようだが、「いよいよ始まる。気が引き締まる思いです。チームの勝利に貢献して、新人王が取りたい」。ここにも『とり』があった。