亜大が始動、ドラフト候補の北村主将「4冠」獲って兄超え誓う
東都大学野球リーグの亜大が6日、東京都日の出町の同大グラウンドで今年の初練習を行った。
主将の北村拓己内野手(3年・星稜)は昨秋、リーグ2位の打率・409、同トップの12打点をマークした。三塁手のベストナインに選出された強肩強打のスラッガーは、今年は遊撃に挑戦。「野球人生で一番いい年になるようにしたい」と意気込む。
2歳上の兄・祥治内野手(トヨタ自動車)も亜大で主将を務め、秋のリーグ戦と明治神宮大会を制覇。「4冠(春秋リーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会)を取れば、結果では兄を越えられる。進路はプロを目指している」と、大きな目標を口にした。
投手陣も、最速151キロ左腕・高橋遥人投手(3年・常葉学園橘)、昨秋最優秀防御率に輝いた大型右腕・嘉陽宗一郎投手(3年・松山聖陵)が二枚看板。ドラフト候補トリオを中心に充実の戦力を擁し、生田勉監督は「今年は勝つつもりで結果を出したい」と、2季ぶりの覇権奪回に自信をのぞかせた。