日本ハム・大谷 メジャー行かないで 鎌ケ谷市長が本音「住民票だけでも…」
千葉県鎌ケ谷市の清水聖士市長(56)が15日、日本ハム・大谷翔平投手(22)のメジャー移籍に“待った”をかけた。同市内の勇翔寮在住で、住民票を置く大谷は高額納税者の一人。今後も鎌ケ谷に住み続けてくれるよう、切に祈った。
この日、17年の「新入団歓迎式典」に出席した同市長。13年の歓迎式典で鎌ケ谷市民となった大谷の今季年俸は2億7000万円で、高額な住民税が市の税収となる。大谷は早ければ来オフに希望するメジャー挑戦が実現する可能性もあるが「住民票だけでも残してくれないかな。できれば、あと3年はいてほしいですね」と本音を明かした。
昨年の歓迎式典では条件付き名誉市民授与プランも明かしていた清水市長。大谷らが在住することで市の宣伝効果は高いという。「ファイターズが来る前と来た後では知名度が全然違う」。今オフの自主トレ中も、大谷見たさに多くのファンが来場。人口約10万8000人の街の大きなシンボルとして期待する。
大谷はこの日、WBC公認球で遠投。今後のブルペン入りについては「いきなり(捕手を)座らせないけど、入ると思います」と鎌ケ谷室内ブルペンで行う予定。黙々と練習に取り組む二刀流。球界の宝の“流出”に、市長も気が気でないようだ。