センバツで勇退の報徳学園・永田監督に教え子が有終V誓う
春夏通算3度の甲子園優勝を誇る高校野球の強豪、報徳学園の永田裕治監督(53)が今春の第89回選抜高校野球大会(3月19日から12日間、甲子園)を最後に勇退することが27日、明らかになった。同校はこの日、3年ぶり21度目のセンバツ出場を決めた。後任は1998年に同校主将として春夏の甲子園に出場した大角健二部長(36)が務める。
この日、西宮市内の同校でセンバツ切符を受け取ったナインに、永田監督は「この春を最後の采配にしたい」と決意を明かした。その後、報道陣の取材に応え「どこかで教え子にバトンを渡した方がいいと考えた。そのつもりで(後継者を)育ててきた」と説明した。
センバツ出場が濃厚と見られた昨春は選出されず、悔しい思いをした報徳ナイン。しかし、初の聖地が恩師と戦う最後の舞台となるとは思ってもみなかった。主将の岡本蒼外野手(2年)は「突然で驚いた」ととまどいを隠せず、エースの西垣雅矢(2年)も「すごくびっくりした」と気持ちの整理がつかない様子だ。
永田監督は「去年はすごく強かったが、この弱いチームが(甲子園に出られるのは)お前たちの頑張りがあったから」と教え子の努力をたたえた。岡本は「弱いチームをここまで育てていただいた。最後は全国優勝で終わりたい」と宣言。1年生ながらプロからも注目される内野手の小園海斗も「報徳の歴史は粘りの野球。大切に一つ一つやっていい形で終わりたい」と恩師の有終を紫紺の優勝旗で飾るつもりだ。
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