由伸巨人“美しき”連勝 理想の展開&長野今季初猛打賞

 「中日1-6巨人」(6日、ナゴヤドーム)

 理想的な展開に試合後、ベンチ裏へと引き揚げてきた巨人・高橋監督の表情も緩んだ。今季最多の14安打。坂本勇の先制ソロから始まり、中盤に中押し、九回にダメ押しの3点を奪う快勝劇。最下位・中日相手に、きっちりと連勝し「優位に試合を進められたかな」と大きくうなずいた。

 打線を押し上げたのは不振にあえいでいた長野だ。1点リードの四回1死一塁での第2打席で、2点目につながる左翼線への二塁打を放つなど、今季初の3安打猛打賞。開幕直後から打率1割台と低迷していたが、この日の3安打で打率は4月2日以来の2割台に。「よし」と力を込め「少しずつね」と復調へ手応えを示した。

 「いつも(中軸が)打てるわけではない」と中軸以外の打者に奮起を促してきた指揮官。ようやく厚みのある攻撃を目にし「長野が打ってくれればつながりも大きくなる。このまま調子を上げてくれれば」と息をついた。2カード連続の勝ち越しで、首位に浮上した阪神とは1・5差。いよいよ上昇ムードが漂ってきた。

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