ソフトバンク、キューバ代表グラシア獲得へ 3月のWBCで菅野撃ち2ラン
来季は連続日本一を目指すソフトバンクが、キューバ国内リーグのココドゥリロス・デ・マタンサスでプレーするユリスベル・グラシアル内野手(32)=185センチ、86キロ、右投げ右打ち=の獲得に乗り出していることが29日、分かった。
主に三塁を守る右の長距離砲で、キューバ代表で出場した3月のWBCでは、2次リーグの日本戦で菅野(巨人)から2ランを放った。国内リーグではシーズン2桁本塁打を3度記録している。
同じキューバ出身で、今季は本塁打と打点の2冠に輝いたデスパイネと同様、キューバ政府との交渉には時間を要することが予想されるが、投手のモイネロとコラスと合わせて3人のキューバ人選手が在籍。環境面も追い風になりそうだ。
来季も外国人選手の1軍出場枠はデスパイネ、サファテ、バンデンハーク、モイネロで埋まる可能性が高い。現時点では故障者が出た場合などの有事への備え、チーム内競争の活性化などの役割も期待されるが、さらに大きな役割を果たす可能性がありそうだ。