オリックス、投手陣「ほぼ全員」来春キャンプで先発調整

 オリックス・西村徳文監督(58)は9日、来春キャンプで投手陣に先発調整を課すプランを明らかにした。

 「ほぼ全員に先発のつもりでやってもらいます。山本ももちろんスタートは先発。金子も西もいないからね」

 今オフにエース金子が自由契約となり日本ハムへ、開幕投手の西はFAで阪神へ移籍した。Wエースが流出した今、その穴を埋めるためにあらゆる可能性を探るのが狙いだ。

 守護神・増井をはじめ、近藤、吉田一、沢田、山田らリリーフ起用が決まっている数名をのぞいて投手全員に先発のつもりでキャンプに臨ませる。

 「先発ローテはキャンプで決めるつもりはない。オープン戦を見ながら決めていくことになる」

 現状で来季の先発は9勝のアルバース、7勝の山岡は有力だが、あとが続かない。4勝のディクソン、東明、松葉、榊原あたりが挙がるくらい。西、金子の2人が投げた260イニング以上をこなすにはあまりにも心もとない。

 今季、セットアッパーとしてリーグ2位の36ホールドポイントをあげた山本に先発挑戦させることで競争は激化する。すでにフェニックス・リーグでは入団からリリーフで活躍してきた黒木を先発テストするなど準備に余念はない。

 指揮官はし烈な争いの先に新戦力の台頭を期待している。

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