巨人・内海が西武へ FA炭谷の人的補償で移籍「日本シリーズで会いましょう」
巨人は20日、FAで入団した炭谷銀仁朗捕手の人的補償として内海哲也投手(36)が西武に移籍すると発表した。西武側がこの日、巨人に連絡を入れた。
内海は球団を通じ「日本一のファンに支えられたジャイアンツでの15年間は最高の思い出です。チームメイトには感謝の思いしかありません。そんな最高のチームで最多勝のタイトルを獲得したり選手会長を務めたりしてきたことは野球人として大きな誇りです。ジャイアンツで培ったすべてを生かし、新しいチームでも気持ちを新たに頑張ります」とのコメントを発表。最後に「ジャイアンツファンの皆さん、日本シリーズで会いましょう」と呼び掛けた。
すでに12日には巨人との契約更改を終え、現状維持の1億円(推定)でサイン。エースだった頃の監督だった原氏が監督復帰することに「監督の目に留まり『内海を使ってやろう』という気持ちになるようアピールしていきたい」と来季への意欲も語っていた矢先だった。
内海は03年ドラフト自由枠で東京ガスから巨人に入団。07年には最多奪三振、11年には18勝、12年は15勝で2年連続最多勝を挙げた。後輩達からも慕われ、投手陣の精神的な支柱でもあった。18年シーズンは15試合に登板し、5勝5敗、防御率4・17だった。