千葉学芸・有薗“プロ注目選手対決”で2安打 チームは逆転サヨナラ初戦敗退
「春季高校野球関東大会・2回戦、関東第一3-2千葉学芸」(15日、山日YBS球場)
高校通算58発で今秋ドラフト候補の千葉学芸・有薗直輝内野手(3年)はNPB12球団スカウトの前で2安打とアピールした。四回の先頭で先制点の起点となる左前打。八回1死からも同じく左前へ運び、三塁守備でも軽快な動きを披露した。
「いいピッチャーだったので、しっかり打ちたい」と臨んだ関東第一の好投手・市川祐投手(3年)から快音を響かせ、自信をつけた。いずれも右打席から強烈な打球。視察した広島・尾形スカウトは「スイングスピードが速い。間の取り方がよくなった」と評価した。
ただ、チームは九回に3失点して逆転サヨナラ負けを喫した。初の関東は初戦敗退。「レベルの高い高校しかいない。隙を見せたら一気についてくる」と猛省。最後の夏で創部初となる甲子園出場へ向け、悔しさを糧とする。