3連敗で最下位の楽天・今江監督「初回が全て」 先発・早川の乱調嘆く

 1回、左前適時二塁打を打たれた早川(撮影・持木克友)
 8回、右越え3点本塁打の岡島を出迎える今江監督(左から2人目)=撮影・持木克友
 7回、今井に一ゴロに打ち取られた茂木(右)=撮影・持木克友
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 「西武5-4楽天」(19日、ベルーナドーム)

 楽天は序盤の失点が響き、終盤の反撃も及ばず3連敗で借金は今季最多の5。再び単独最下位転落となった。今江敏晃監督は「対今井でさあ行くぞってところで早川が立ち上がりに3点取られるっていうのが、初回が全てというか、あの3点はかなり大きかった」と振り返った。

 先発の早川は初回、岸に先制のソロを被弾するなど、いきなり3失点。天敵・今井に対する打線にも重くのしかかった。三回にも2点を追加され、序盤で試合を主導権を渡してしまった。四回からは「合ってないように見えた」と捕手を太田から石原に交代。その後は得点を与えなかったが、序盤の大量失点が痛かった。

 打線は西武先発の今井に対し、7回まで1得点。八回に代わった甲斐野から岡島が3ランを放ち1点差まで詰め寄ったが、あと一歩及ばず。今井に対し21年から11連敗となった。

 27イニングぶりの得点を奪うなど、打線は終盤に粘りを見せた。それでも指揮官は「点数が入ったのは、次につながる要素ではありますけど、そんなに好材料とは思ってないです」とあっさり。「投打のバランスがなかなかうまくいっていないのでこういう結果になる。とにかくいろんなことを尽くして打開していくしかない」と語った。

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