巨人 延長十二回に痛恨の送りバント失敗 阿部監督はベンチで厳しい表情 連敗阻止のチャンス逃すも「今日は勝ったね」

 12回、坂本は見逃し三振に終わる(撮影・市尻達拡)
 6回、坂本は見逃し三振に倒れる(撮影・市尻達拡)
 10回、坂本が好機で空振り三振に倒れ、阿部監督はグラウンドを見つめる(撮影・市尻達拡)
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 「広島0-0巨人」(19日、マツダスタジアム)

 巨人が痛恨のバント失敗で先制のチャンスを逃してしまった。延長十二回をスコアレスドローとなった。

 0-0で迎えた延長十二回だ。先頭の吉川が四球で出塁すると、阿部監督は代打に重信を起用。送りバントを指示したが、2球目がキャッチャー前への小フライとなり、坂倉にダイビングキャッチされて走者を進めることができなかった。

 次打者・大城卓の2球目にはヒットエンドランのサインを出すなど、最終回の攻撃で動きを見せた阿部監督。だが大城卓は中飛に倒れ、坂本は空振り三振で終了。連敗ストップへの絶好機を逃した。

 巨人は今季2度目の引き分け。延長十二回には2死から走者を背負うも、横川が代走・羽月をけん制球で誘い出して二塁タッチアウト。何とかゼロでバトンをつなぎ、引き分けに持ち込んだ。阿部監督は試合後「今日は勝ったね。勝ちました」と12回無失点の投手陣をたたえていた。

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