米大リーグ・ジャイアンツをＦＡとなり、ＤｅＮＡに５年ぶりに復帰した筒香嘉智外野手（３２）が、２０日のイースタン・巨人戦（横須賀）で実戦復帰することが１９日、分かった。三浦大輔監督（５０）がヤクルト戦（神宮）の前に「明日、ゲームの予定です」と明言。指名打者で３～４打席立つ予定で、順調に実戦を重ねて、早ければ２３日からの阪神戦（横浜）での昇格の可能性も出てきた。

　筒香にとって３月のオープン戦から約１カ月ぶりの実戦であり、ＮＰＢの公式戦では１９年９月１９日・広島戦以来、１６７５日ぶりの出場となる。指揮官は１軍合流のメドについて「準備ができたら。久しぶりの試合だから打席でのボールの見え方とか、守備に就いてとか確認しながら」と言葉を慎重に選んだが「１日も早く、状態良く合流してもらいたいと思います」と話し、状況さえ整えばゴーサインを出すものとみられる。起用を想定している一塁や外野の守備などをチェックし、筒香本人や２軍の首脳陣らとコミュニケーションを取り早期合流を目指す。

　筒香はこの日、午前中から横須賀市内の２軍施設で練習。屋外でのフリー打撃では軽めのスイングながら４８球中８本の柵越えを披露。ファーストミットを用いてキャッチボールを行うなど、準備を整えている。入団決定後、古巣での練習は３日目で「昨日、おとといで強度を上げて、体の張りをわざと作った。今日は予想どおりの張りで、逆算しながらやっています。この今強く出ている張りが抜けたらコンディションもかなり良くなってくると思う」と自身の描くプランに沿って、順調に調整は進んでいるようだ。